御機嫌如何？ギタ彦です。
欲しくても聴きたくても手に入らない。
かつてはそんなこともありました。
地元のレコードショップに置いていなければそれまで。
取り寄せてもらえばよいのだけどね。
うろ覚えだと説明のしようがなかったり。
現在。
なんとなくでも検索すれば答えにたどり着く、
そんな時代。
本当に便利な世の中になったな～としみじみ。
昔は不便だったかもしれないが、
それだけに出会えた時の感動はたまらないものではあったよね。
今なら時間の無駄だと一蹴されるのか（泣）
CAN’T BELIEVE が聴きたくて聴きたくて聴きたくて欲しくて
MTVヘッドバンカーズボールかピュアロックか。
はたまたソニーMTVか。
今となっては思い出せないけど。
きっとライオンズハートがデビューした時だったのだろうね。
そのPVをみて衝撃を受けた。
ヘヴィメタが下火になりかけてたんだったかな。
ニルヴァーナあたりが出てきちゃってさ。
世の中ではギター弾きまくっちゃってかっこ悪いよ？
ってな空気に満ちてたらしい。
ここ日本ではそうでも無かった気がするけども。
だってそもそもギター熱がそうでもなかったでしょ？
そんなこと無い？ まあいいや。
で、このPVみて。
コロコロとしたヴォーカリストが 静かに歌い始める。
無茶苦茶上手い！！
そして忘れかけてた正当っぽいヘヴィメタナンバーをパワフルに歌い上げてる。
ギターのリフも印象的でカッコイイ。
これだ！！一発で気に入った。
ぎりぎりタイトル憶えた。
それがCAN’T BELIEVE
バンド名は「ライオンハート」だか「ライオンズハート」だか。
どちらだっけ？
でもまあ大丈夫。
レコード店に行けば簡単にみつかるさ。
そう思っていたのだけど・・・・
とんでもないぜ、どこにもないぜ！！
どっこにもない。 影すら無い。
どんな曲だったかも記憶が薄れていくほどの期間探しても、
どっこにもみつからない。
今でこそギタ彦のコレクションとしてラックに収まっているけれど。
気に入ってから、レコードショップに寄る度に探して探して探して。
それでも見つからない。
ジャケットがどんなもんかもわからないから正に手探り。
あれから何年後だったか。
中古でようやく見つけて即買いしたのが、
いつだったかな？
最初にPVみてから何年も後になってからだった。
とにかく見つけた時に鳥肌立ったことだけは間違いない。
長年さがしたんだ。
LIONSHEARTのCD見つけて慌てて手に取りひっくり返す。
5．CAN’T BELIEVE
あったーーーー！これだっ！！！
間違いない、はず。
入手して家に辿り着くまでの高揚感とちょっとの不安がたまらない。
だってライオンズハートもcan’tbelieveもよくありそうなタイトルだよ？
同姓同名、全くの別人（バンド）でした〜残念！が無いとは限らない。
とは言えまず間違いない。
だって裏ジャケットにメンバー写ってる。
真ん中がヴォーカルだよな。
あぁ、こんなだった。こりゃまちがないわ。
グリメットなら一瞬見ただけで脳裏に焼き付くルックスだからね。
迫力抜群。
スティーヴ・グリメットは右足を切断していた・・・
ヘヴィメタ界きってのスーパーヴォーカリスト、グリメット。
オイラはこのアルバム以外での活動を知らないけれど。
これだけのヴォーカルを他のバンドが放っておくわけないとは思うんだよね。
2017年。
グリム・リーパーのツアーで訪れていた南米エクアドルで感染症にかかり、
その影響で右足を切断するという大事に見舞われた。
元々イングランドで「グリム・リーパー」のヴォーカルとして活動していたのだね。
レコード会社とのゴタゴタから解散したグリムリーパー。
その後ライオンズハートを結成したのか。
結局続かずにグリムリーパーで再始動したってとこかな。
実際にはパーマネント（固定されたバンド、恒久的な）なバンドとしてではなく、
グリメットのソロ・プロジェクトって位置づけらしい。
その都度メンバーをかき集めるんかね？
そんなグリメット。
最近でも活動していると思いきや、
とんでもない惨事に見舞われていたのだね。
それでも「足を失ったぐらいではオレは止めれられないぜ」とグリメット。
リハビリ後車椅子に乗ってライブステージに復帰。
更には杖をツキながらもステージからオーディエンスを煽りつつ、
かつてと変わらぬ力強い歌声を披露してる。
グリメットを見てたくましいな、
すげえなと思った。
出来ないことでなくて、
できることやりきる姿は、
オイラもマネねばなるまい。
そう思った事案でした。
アルバム紹介
全13曲
① HAD ENOUGH
ヘヴィメタのアルバムとしては無難な感じの、
スロウなヘヴィロックでのオープニング。
うん、オッケオッケー。
こんな感じではじまるのね？
りょうかいりょうかい
ソロ冒頭のブルージーなプレイ。
ここをちょっとコピーしたい。
コピーしてこれをルーパーでループさせて。
アドリブ練習したい。
② WORLD OF PAIN
改めて聴くとこのギターの音好きかも。
そしてこのアルバム通して聴かれるバッキングリフ。
結構クセというか、個性的なんだよね。
テクニックも凄いけど。
なんだろう。
ちょっとジョン・サイクス思い出す。
別にイングランドつながりってわけでもないけど。
当たり前のリフパターンではなくて、
ちょっとひねってるイメージ。
スコアないかな？
コピーして勉強したいね。
③ READY OR NOT
3曲目。
でなきゃ7曲目に来そうな感じの速めテンポナンバー。
いや、サビを聴くとやっぱり3曲目かな。
このアルバムの一番の売れ線は5曲目のキャントビリーブでしょ？
そこまでのウォーミングアップかな。
④ SO COLD
先にも書いたけど。
リフはカッコイイ。
バッキングリフね。
⑤ CAN’T BELIEVE
オイラにとってこのバンドはこの曲にはじまってこの曲で終わる。
おわっちゃだめか。
この曲だけのためにこのアルバム買っても損なし。
きたお決まりのフレーズですよ。
理屈抜きで受け入れて。
グリメットにラインズハートはこの一曲で決まり。
ただ続かなかった。
それが残念だね。
それほどカッコイイ曲。
⑥ PORTRAIT
忘れてた。この曲もカッコイイね。
幻想的でドラマチック。
ドラマチックって方がわかりやすいかな。
ゴシック的な。
ゴメン、ゴシックがなんだかよく知らないけど。
ちょっとイングヴェイっぽい？
ちがう？
曲調にグリメットのパワフルヴォイスが無茶苦茶合ってる。
いいね。こういうの。
⑦ LIVING IN A FANTASY
ハイスピードナンバー。
ギターが凄いよ。
これほどのプレイでもギターにスポットが当たらないのはなぜなんだろ。
それともオイラが知らなかっただけかな。
このくらいのギタープレイが当たり前になっていたことでもあるんだろうけど。
ライブ映えすること間違いなしの曲。
⑧ STEALER
⑨ ALL I NEED
バラード。
なのにイントロからギター弾きまくり。
このアルバムを通して、
ギター弾きまくりだよね。
リフにしたってかなり忙しい感じの曲が多い。
コピーしたら楽しそう。
楽しいと思えるにはそれなりのテクニックが必要だろうけど。
⑩ HAVE MERCY
どこかで聴いたことあるフレーズと思っちゃった。
そういうのはよくあることだから気にしない。
⑪ GOING DOWN
⑫ GOOD ENOUGH
⑬ IN THE NIGHT ＊ボーナス トラック
今回の〆
彼は歌い続けるのだね。
あれだけの歌唱力をもっているのだから。
埋もれさせてはいけない。
半ば使命だ。
本人もそう思っていたりして。
唯一無二の歌声をもったメタルヒーローに幸あれ。
今回もここまでのお付き合いありがとうございました。
また次のアルバム紹介でおあいしましょ。
ギタ彦でした。
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