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【お気にCD】極貧ギタリスト、ギタ彦のCDコレクションの話

みんな、弾いてる?

ギタ彦です。

 

今日はギタ彦の闇について(笑)

貧乏だったけど、ギターは諦めなかったよって話。

んじゃ、いってみようか。


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とにかく貧乏で。

 

会社の規模は小さいものの、経営者であった父。
そしてその仕事を手伝わざるを得ない息子。
一人っ子長男だったからね。

はっきり言うけど、イヤイヤだったよ。

小さな頃から何かしら手伝わされていて。
物心ついた時には、ほぼ家業に取り込まれてしまっていたんだよね。

しかしながら息子に給料が支払われることはほとんど無し。
たまに小遣い程度に数千円渡される、そんな境遇。

子供だったから?

違うよ。大人になってもその状況は変わらなかったのね。

この辺の細かい話は「ギター」とはかけ離れてしまうから。
あとは各々察してちょうだい(苦笑)。

 

そんなだから、とにかく僕には金がない。

友人達はバイトしたり。

社会人になれば就職もして。

当然それなりの給料を手にしてたけど。

ギタ彦はそれすらままならない。

会社名義、父親名義の借金が多かったのだろうね。

売り上げはほとんど支払いへ。

家族の取り分なんて、本当に食うだけのもの。

で。

それでもたまに入る微々たる小遣いを、せっせと貯金する事で、
どうにか欲しいものを手に入れてきたギタ彦。

その為に犠牲にしてきたのは人付き合いだったのね。

もうそこを切るしかなかった。

本物の引きこもり。

そもそも貧乏暇なしで。

家にいれば何かしら仕事しなきゃならない。

引きこもりなのにギター弾く時間もなかなかとれない。

出かけないのにお金は無いから。

持っているものをリサイクルショップで売って小銭を得る日々。

頑張ればいずれ取り戻せる。そう信じてたんだけど。

いずれ解放される日を夢見てね。

 

そんな僕の支えになったのは、
一人でできる趣味が多かったおかげ。

そのなかの一つがギターだったわけ。

 

ところがどっこい。頑張っても頑張っても、貧乏は容赦してくれない。

とうとうコレクションの本や漫画にゲーム。そしてCDも売らなくてはいけなくなった。

幼少期からそんな貧乏生活だから、コレクションと言っても大したことはない。

それでも大事にしてきたコレクション達。

次いつ買えるかわからないのだから。ようやく手に入れたものは大事にするよ。

ま、これが正に貧乏人の発想らしいのだけれど。仕方ないよね。

次の給料もらえるかわからないんだからさ(苦笑)
それでも一度に全部は偲びないし、まだなんとかなるかもと一縷の望みも捨てきれない。

だから厳選することになる。

極力残したいものと、まあ売ってもいいかな、と。

10枚くらいずつ売ってみたり。

でも甘かった。

結局最後には全て持ち出さなきゃならなくなって。

悔しかっただろうなぁ、当時のギタ彦くん。

多分ね。

だってその頃の心理や感情をよく覚えていない。

案外そんなものかもよ。

だからこうして思い返した時に、そんな状況なら俺も悔しかったろうと。

 

それはともかく。

どうしても買い取れないと言われて突き返されたCDが20枚弱くらいだったかな。

別の店なら買い取るかもと、他の店に持ち込んでみて。
それで最後の最後、手元に残ったのがちょうど10枚。
どの店でも盤面に擦り傷があるので、と返される。
聴けたとしても商品としては買い取れないのだと。
まあ仕方ない
むしろその10枚は手放してはいけないって、何かの暗示だったのかも。

それが「DOKKEN」と「Mr.big」に「WHITESNAKE」。
あとは覚えてないけど、にかく10枚。

憶えている限りの「内訳」

「DOKKEN」
・Tooth & Nail
・Under Lock & Key
・Back for the Attack

「Mr.Big」
・Mr Big
・Lean Into It
・bump ahead

 

「WHITESNAKE」
・serpens albus
*サーペンスアルバスは、アルバムタイトルでは無い模様。

( 後は思い出せない。
たしか杉山清貴&オメガトライブと佐野元春もあった気がする。)

 

たいした錬金術でも無いし、残ったのは虚しさだけ。

だって手にしたお金は支払いなんかに消えたわけだからさ。

 

それでもね。いつか買い戻したいとは、心のどこかで思っていたっけ。

このまま人生終わりたくないものね。

そう思ったよ。


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取り返しのターン

そして数年が経ち。

貧しいのは相変わらずだったけど。

少し落ち着いた時期があって。
中古CDを扱う店舗を見かけたなら、必ずチェックする様に。

自然とかつてのコレクション達を探しはじめる。

するとたまに見つけるんだよね。それほどマニアックなコレクションとはおもわないけれど。

やっぱりそこはHR/HMが多かったから。

玉数がないんだろうね。

なかなか中古市場に出てこない。

欲しけりゃ中野か御茶ノ水かって。

中古だからものによっては500円やら300円で売っている。
かつてはそれこそ質屋の様に世話になったリサイクルショップ
今度は手放したコレクション達を取り戻す為に利用する事に。

過去に持っていたアルバムを見つけたら片っ端から、、、
とはいかなかったけどね。
だって金無いのは変わらないから。
だから300円程度で、財布にダメージが少なそうだと判断した時に限って、買い戻してきたわけ。
もちろん、ここで逃したら次はないかもってのもあるし。
それに関しては背伸びしたときもあるよ。たかが1000円程度だけど。
それはともかく。

どうせ中古の安いモノを買うのだから、かつてのコレクション以外にも手を出さないと勿体ない。
たまには冒険もしようってことで。
(まだiPhoneも持ってない頃の話だから。買って聴くまではどんな曲かもわからない。でもそれも楽しかったあの頃ね。)

あるいは当時買えなかったものを買うだとか。

そうやって集め直したコレクションも200枚近く。
冒険のおかげで以前にはもっていなかったものも含むけど。

でもね。

時代の流れの方が早かった。
時は既にCDを必要としなくなりつつあるでしょ。
数年前までは、地元だけでも複数あったリサイクルショップ。
今ではほとんど店をたたんでしまった。
残る店舗にたまに足を運ぶものの、CDコーナーの小さい事、狭い事。
もう目当てのアルバムなんて見つかりはしない。
音楽はネットでかうもの、配信されるもの。

古い僕にとってはちょっと寂しい笑笑
昔のように、CDをずらっと並べたい。
だからいまでもショップ見かけては、CDを漁るんだよね。

自分の失ったカケラを探すみたいに。

(なんちゃって)

死ぬまでにはなんとか。
もう少しでも自分らしい人生を取り戻したいと思うからさ。
取り戻すってのも違うかな。
そもそも手に入れられなかったしね。

まあそんなことは別の話。

音楽でもなんでもさ。
好きなものがあったおかげで、まだなんとか頑張ってる。
そんな人生ですよ。

 

ギターはいつまで経っても下手くそだけど。

キャリアに見合った経験も知識も無いし。

なかなか(エクストラ)ハードな人生だっから、ギターどころじゃ無い時期もあったし。

それでもギターが好きで。

今でもこうして、つま弾いていると。

そういうお話。

 

ギターやってなかったらやばかったろうなってね。

ずっと若いころからこれだけは言っていること。

 

愛用してきたギターは、だれにも触られたくないから。

ギタ彦が死んだら、一緒に燃やして欲しいって。

ギタ彦と共に荼毘(だび)に付すのです。

 

ギター最高だよねwww

 

ギター好きになって良かった。

 

んじゃ、またね。

 

 

 

 


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