ギタ彦の【ギター奮闘記】
ギターのことなど何もわからない少年が、
やがてギターを弾くようになっていくお話し。
その回顧録。
少年ギタ彦がそばかす中年ギタリストに。
それは進化なのか劣化なのか。
これは少しの共感と
多くの失笑を誘う物語・・・
どもっ、ギタ彦です。
みんな弾いてる?
ギター初心者の時って。
色々な勘違い、あるんだよね。
しかもギタ彦みたくギター仲間もいないで、
独り黙々とやっているとね。
とくにギタ彦、早とちり屋さんだったから。
そりゃもうオルタネイトピッキンングだって、
自分で発明しちゃったと思ってたくらいなんだからさ!!
ロックしてたでしょ?
ふふふふ・・・・・
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オルタネイトピッキング爆裂発明!俺天才
まだモーリスのフォークギターしか持っていなかった頃のお話。
父に買ってもらったフォークギター。
買ってしばらくはやりたい事もよくわからず、ちょっと飽きかけていました。
そんな時にバンドスコアやギタースコアなるモノを知るのです。
とほぼ同時期にタブ譜の存在にも気づいたのです。
幸いにも地元の書店に楽譜のコーナーがあり、そこにいくばくかのHR/HMのバンドスコアやギタースコアが置かれていました。
今考えると奇跡だったと思いますが(笑)
この頃には「ホワイトスネイク」の「サーペンスアルバス」のバンドスコア。
「ドッケン」の「バック フォー ジ アタック」のギタースコアを手に入れていました。
初心者がね、何を背伸びしてwww
でもですよ。
練習して身につけるならば、カッコイイ、弾けるようになりたいと思った曲でなければいけませんからね。
それに自分が所有しているCDのスコアでなきゃ買っても意味ないし。
(因みにこの2枚のアルバムは未だにヘビロテですよっ!)
記憶にあるのはキッスオブデスのイントロを弾こうとした時。
五線譜を読むのが苦手な初心者の僕でも、タブ譜ならば、ギターのどこを押さえれば(押弦)よいか、すぐに把握できます。
すげー便利じゃん、タブ譜って!
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初めてのキッス・・・・
さて「キッス オブ デス」のイントロですよ。
フィンガリングはいたってシンプル。
ジョージの様にキレ良く弾くには、やはりそれなりの熟練を要しますが。
真似事だけならさほど難易度は高くないあのフレーズ。
シンプルなのにシビれるイントロ。
そのシンプルさとタブ譜のお陰で、
初心者ギタ彦でもイントロフレーズはすぐに覚えました。
よっしゃ、CDに合わせて弾いてみっか!
てれっ つくつく てっ てっ つくつく てっ♪〜♪〜、、、
え?なにこれ。
この部分、なんだこれ?
俺にはとても無理だよ、これは
7 5 5
9 7 7
0000 0000
ちょっとちがうけど、こんな感じのフレーズ。
(ずれてないかな?)
この「0000」のところね。
6弦開放のベース音。
この曲のテンポはおよそ♪=140
いや、弾けないよ。ジョージ。
俺には無理。
やっぱりスゲーや、プロギタリストって。
いやジョージ・リンチすげえ。
だってこのフレーズをこの速度で、ダウンピッキングするんでしょ?
むりむり(苦笑)
そうです。
ピッキングにアップだのダウンだの、そもそもそんな概念も知らない。
「ダウンピッキングで」なんて書いたけど、
当時はそんな言葉も思い浮かんでいなくて。
ストロークとか。
そんなのも、もうちょい後になって言葉や種類を知るのです。
(嘲笑して良いところですよ~)
それでもなんとか弾けないものか?
当時、逆アングルでピックを持っていた僕。
ふと、こんな弾き方を思いついた。
(下方向に連続で弾くんじゃ、こんなスピード無理だな。ピックを上下に、こう。)
試しにやってみます。
お、イケるじゃん。
これなら半分の労力で二倍のスピード〜♪
この奏法に行き着いた時はむしろ、
ズルをしていると思ったのでした。
プロのギタリストは皆、ダウンピッキングであの速さをこなしているのだと思い込んでいたギタ彦。
自分には無理なのだ、ましてや初心者。
まずは弾ける様に工夫すればよろしかろ。
練習を重ねて上手になれば俺もきっとあのスピードでひけるようになるさってね。
なるわけ無ぇ〜。
上下に弾くピッキングも、我流のピッキングわ編み出したくらいに思ってたし。
これさ。
周りにギター仲間でもいたなら恥かいてたよね!
おまえなに言ってんの、それオルタネイトピッキングじゃん。
基本だろ。
なーんて言われてたね、間違いなく。
でも。
そんな事しばらく気付きはしません。
それで構わない、ロックだからw
お陰で初心者で無知な僕が。
しかもアコギで持って、ジョージ・リンチのキッスを弾けるようになったのでした。
めでたしめでたし。
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コメント
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